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2016年度 一般社団法人 根室青年会議所

理事長所信


理事長 山本 連英

スローガン

 想像しよう 明るい未来を!創造しよう 根室の未来を! 活気あふれる明日に向かって! 

はじめに
リーダーとはどんな人だろうか?リーダーとは希望を運ぶ人だと私は思う。
根 室は非常に大きな転換期を迎えているのではないだろうか。2015年6月24日ロシア上院でロシアの排他的経済水域でのサケ・マスの流し網漁を2016年 1月から禁止する法案が可決された。これは根室の経済に非常に大きな影響を及ぼすのは間違いない。根室の歴史を振り返るとこれまでも幾度も経済危機があっ たが、先達たちは知恵を絞り、大きな困難に立ち向かっていったからこそ、今の私たちがいるのだろう。この困難な時に私たち青年が英知と勇気と情熱をもって 取り組むことこそが、この街の明るい未来へと繋がるはずである。今こそ将来のリーダーとならんとする私たちが希望の光を振りまいて行こう。

この街の未来のために
  私たちは自分の住む街をどれだけ知っているでしょうか。私たちは自分の住む町をどれだけ自慢しているでしょうか。根室には美しい自然、美味しい食材など自 慢できるものがたくさんあります。しかし根室人としての謙虚さなのか、その素晴らしい物に気づいていないのか「根室には何もない」という言葉を聞く事があ ります。それはこの街の本当の魅力に気づいていないからではないでしょうか。
地方創生の成功例として必ず挙げられる島根県の海士町という町は、人 口が約2400人の離島でありながら日本のみならず海外からも視察に来るほど地方創生で有名になった町である。その町のキャッチフレーズである「ないもの はない」からも分かる通り、無いものを作るではなく地域にあるものを探し出し、工夫と努力、そして情熱を持ち取り組んだから今の海士町があるのだと思う。 これはどの街にもたくさんの宝があり、その宝を発掘することで多くの可能性が生まれるという希望である。根室を知り、隠れた宝を探し出し、その宝を磨くこ とでにぎわう街に繋げる。「根室にはたくさん良い物がある」と言える根室プライド持った仲間と共に、この街の未来のために活動して参ります。
北方領土返還要求運動原点の地として  
  私はふと思う時がある。北方領土が返還されていたら今の日本は、根室はどうなっていただろうか。日本とロシアで平和条約が締結されていたらどうなっていた だろうか。きっとこれまでの悲劇や不幸な出来事も起こることはなかっただろう。根本には北方領土問題が解決されていないから起こるのである。
 し かしながら、戦後70年を経過してどれだけの人がこの問題を知っているのだろうか。根室に住んでいても徐々に関心が薄くなってはいないだろうか。そんな時 だからこそ、私たちは北方領土返還要求運動原点の地としてしっかりとこの問題に取り組み、これまで行ってきた「北方領土出前講座」「ニムオロ戦隊シマレン ジャー」といったツールも利用しながら身近な問題として感じてもらい、この問題の本質は何かを伝え、北方領土問題の早期解決と返還に向けた活動を率先して 行って参ります。

成長する自分自身
 私たちはなぜ根室青年会議所に入会しているのでしょうか。入会の理由は様々で「地域に貢献し たい」「人脈を広げたい」「自分自身をより鍛えたい」「会社からの指令で」など人それぞれ違っています。しかし入会のきっかけは何であれ、どんな目標を持 ち活動するかが大切です。青年会議所は非常に多くの学びを得る事ができますが、入会しただけ在籍しているだけでは成長する機会を得ることはできません。主 体的に参画することでしか学びは得られないのです。アカデミー会員にはアカデミーとしての成長、在歴があるメンバーはLOM内の活動や出向することでの成 長があり、その成長をJC活動のみならず仕事や様々な場面でフィードバックすることが出来るのです。青年会議所は40歳までの限られた時間でしか活動でき ません。入会したからには自分自身で限界を決めず、様々なことに果敢にチャレンジし自己の成長を図りましょう。

根室青年会議所の未来のために
 この街に青年会議所が無かったらどうなっていただろう。
過 去に70名を超える会員数が在籍していた根室青年会議所も20名を切る会員数となってしまいました。これまで根室青年会議所が行ってきたまちづくり活動を はじめとした様々な活動は、この地域にとってかけがえのないものであったと思います。しかし、このまま会員数が減少した場合は根室青年会議所が消滅してし まう事も考えられます。
私の使命として根室青年会議所の灯を未来へ繋がなければいけないという強い思いがあり、私が根室青年会議所に所属した理由 でもあります。この街の未来のためには根室青年会議所が必要であり、私たち青年会議所メンバーが率先して活動することで、明るい豊かな街へ導くという使命 があります。そのためにも共に活動し成長できる仲間を増やし、私たちの未来のため、根室の未来のためにもメンバー一丸となって会員拡大に取り組んで参りま す。

発信力を高める
私たちの団体はどれだけ多くの人に認知されているのだろうか。名前も知らない、名前は知っているがどんな活動をしているのか分からないなど多くの人が抱いているイメージではないだろうか。
近 年SNSを使っているのが当たり前になり、地域の人はもとより全国各地に情報を発信することができる。その発信力は時として民主化運動をおこし政権が変わ るほど大きなものである。ホームページやSNSを通じて多くの人に私たちの団体や行っている活動を知ってもらうことで、会員拡大や街のにぎわいにつながる 一つのアイテムであると思う。多くの人に私たちが、どのような団体でどのような活動をしていて、どのような目的で行っているかということを伝えることで、 様々な事業の後押しをするが出来るのだろう。そのためにも根室青年会議所を知っていただくための情報の発信を行って参ります。

終りに
 想像してみよう。明るい未来を。
 想像してみよう。活気のある街を。
 想像してみよう。北方領土が帰ってきた街を。
 想像してみよう。多くの会員がいる根室青年会議所を。
  想像できることは現実になる。言い換えれば想像できないことは現実にすることができないのである。経営の神様といわれた松下幸之助氏をはじめ、多くの名経 営者が成功した要諦としてあげているのが、自分自身が強い思いを持ち、実践したことで成功する、または困難な状況を乗り超えてきたということである。これ はまずは想わなければ現実にすることができないということであり、想うことの大切さを知っているからだと思う。私たちには未来を創る力がある。明るい未来 を創るためには、私たちが理想の未来を想像し明確なイメージを持ち行動すること、それこそがこの街の未来になり、私たちが目指す明るい豊かい社会の実現へ と続くのである。にぎわいのある街を想像し、未来を創造するためにこの街の可能性、私たち自身の可能性を信じ共に進んでいきましょう。

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